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殺人罪に時効は必要なし 東郷 秀憲一

平成21年1月10日

 昭和末期の昭和63年(1988)11月に起こった綾瀬女子高生コンクリ―ト詰め殺人事件を記憶されていますか。事件の詳細は以下の通りです。内容があまりにショッキングなので読みたくない人は読まないでください。また、以下に書かれているものはネットで私がひろってきた素材なので全て事実であるかを私自身が確認している訳ではありませんし、確認しようがありません。その点、予めご了承ください。

◆アルバイト帰りの女子高生を誘拐しての不良仲間4人で輪姦。
◆不良仲間の家に監禁し暴走族仲間十数人で輪姦、左記を知る関係者は100人に及ぶ。
◆陰毛を剃り、陰部にマッチの軸木を挿入して火をつける。
◆全裸にしてディスコの曲に合わせて踊らせ、自慰行為を強要。
◆ゴキブリを食べさせる。
◆性器や肛門に鉄棒、ビンなどを挿入。
◆性器や肛門に入れたビンに釘を打ち肛門内、性器内で割った。
◆両鼓膜が激しく傷ついており、最後のほうはほとんど音が聞こえていなかった。
◆小指の生爪を剥がす。
◆殴打された顔面が腫れ上がり変形したのを見て「でけえ顔になった」と笑う。
◆度重なる暴行に耐えかねて、「もう殺して」と哀願することもあった。
◆左乳首はペンチのようなもので潰す。
◆顔面に蝋を垂らして顔一面を蝋で覆いつくし、両眼瞼に火のついたままの短くなった蝋燭を立てる。
◆衰弱して自力で階下の便所へ行くこともできず飲料パックにした尿をストローで飲ませる。
◆鼻口部から出血し、崩れた火傷の傷から血膿が出、室内に飛び散るなど凄惨な状況となった。
◆素手では、血で手が汚れると考え、ビニール袋で拳を覆い、腹部、肩などを力まかせに数十回強打。
◆1.74kgのキックボクシング練習器で、ゴルフスイングの要領で力まかせに多数回殴打。
◆ダンベルを1メートル以上の高さから腹部に向けて落とす。
◆揮発性の高いジッポオイルなどを太腿部等に注ぎ、ライターで火を点ける。
◆あまりの恐怖に脳が縮小していた。
◆最初は手で火を消そうとするしぐさをしたものの、やがて、ほとんど反応を示すこともなくなり、ぐったりとして横臥したままになった。
◆死んだのでコンクリート詰めにして放置。
◆遺体の乳房には数本の裁縫針が入っていた。
◆監禁中の被害者の様子が撮影された家庭用ビデオテープがある。
◆腸壁にも傷があった。
◆受精していた。
◆固まった血で鼻が詰まり、口呼吸しかできなかった。
◆歯茎にまともに付いている歯は一本もなかった。
◆あまりのストレスに生前頭髪が抜け落ちていた。

ここまで読まれた方、御苦労さまです。反吐が出る思いですよね。私もそうでした。そして、この犯人達は何と既に全員出所しています。因みに、主犯格の男は、一昨年出所したばかりです。刑務所での態度も反抗的だったそうです。また、副犯格の男は同種の監禁事件を犯し現在服役中です。そして、判決によると今年出所する予定です。犯人の一人は結婚し子供が二人いるそうです。犯人達はいずれも30歳代前半です。そして、貴方の近所に住んでいるかもしれません。何故、残酷な殺人を犯して出所しているの?と思われるかもしれません。当時は、少年法改正前であったからです。
一人殺して死刑になる確率はごく稀です。無期懲役の判決が出ても、結果的に刑期が短縮されて早々に出所します。おかしな事に人権弁護士は被害者よりも加害者の人権を守ります。左翼(人権派弁護士)は死刑制度に反対しています。自分の子供が被害者になったらどういう反応をするのでしょうか。日本は法治国家です。我々の手で法律を変えなければなりません。
殺人罪の時効撤廃を求める記事を読みました。これも他の先進国では殺人などの重犯罪の場合は時効がありません。だから、ロス疑惑の三浦和義被告はグアムで捕まったのです。時効は撤廃されるべきです。国民が傍観者であっては何も変わりません。ぜひ、この運動に積極的に関わってください。
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殺人などの時効「あまりに残酷」…撤廃求め遺族の会結成へ

2000年に東京・世田谷区で発生した一家殺害事件や、1996年の東京・葛飾区の上智大生殺害事件の遺族らが10日、殺人事件などの公訴時効の撤廃を求める遺族の会結成に向け、発起人集会を開いた。
今後賛同する被害者遺族らを募り、「宙(そら)の会」として、2月下旬に第1回の集会を行う。

発起人には、世田谷事件の被害者宮沢みきおさん(当時44歳)の父良行さん(80)、上智大生殺害事件で殺害された小林順子さん(当時21歳)の父賢二さん(62)らのほか、すでに時効となった事件の遺族が名を連ねた。

会合では、賢二さんが「命の尊さについて被害者と犯人を比較した場合、あまりにも矛盾で残酷」と、時効撤廃を求める声明を読み上げた。DNAなど犯人が特定できる資料がある場合、その資料を基に起訴し、時効停止とする制度の整備も求めた。良行さんも、「全国的な規模で支持の声が届き始めている。(国は)現在の法律の範囲内でも、できることから始めてほしい」と訴えた。

会の連絡先は、メールjikou74@nifmail.jp、ファクス03・3292・4242。
(2009年1月10日21時23分 読売新聞)

文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム