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日本にとっては12/8真珠湾攻撃が開戦記念日 沖田 東一

平成20年12月10日

 麻生政権発足以来、マスコミによる連日の叩き&粗さがし記事が目につく。昨日も酷い記事を見つけたので、以下に紹介。

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漢字に続き…麻生、今度は「歴史も知らない」疑惑
 第2次大戦が真珠湾攻撃で!?
(前略)
 先に配信された首相の動画マガジン「太郎ちゃんねる」の第10回で、首相は「1941年12月に

 第2次世界大戦が真珠湾攻撃で始まるんですけど、10年後に日米安全保障条約なんて想像した人は、たぶんあのとき1人もいない」と発言した。

 しかし、教科書出版大手の山川出版社の用語集では世界史、日本史ともに「第2次世界大戦」は1939年9月1日にナチスドイツがポーランドを侵攻したことに始まったとされている。
 別の小中学生向けの参考書でも同様で、首相の話は、大戦の一局面である「太平洋戦争」の解説になっている。

 首相の祖父、吉田茂元首相は戦後日本の復興を軌道に乗せた大人物だが、首相は国語に続いて社会科でもボロを出してしまった。自民党内からは「揚げ足取りにも聞こえるが、簡略化しすぎて正確でないことは確かだ。官邸内にチェックするスタッフはいないのか」(中堅議員)とため息も聞こえてくる。
 http://www.zakzak.co.jp/top/200812/t2008121029_all.html
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 専門的な定義では間違いになるが、多くの日本人にとって「太平洋戦争=第二次世界大戦」という認識だろう。また総理の話は日米関係を主体に話しており、日本にとっての第二次世界大戦開戦が真珠湾攻撃の日である12月8日であるから、「(日本にとっての)第二次世界大戦が真珠湾攻撃で始まる」と考えれば、総理の発言はそれほど間違ってはいない。
 スポーツ新聞の記事を相手にする方が馬鹿なのかもしれないが、こんな重箱の隅つつきをするより、マスコミにはやるべきことがあるだろう。