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田母神俊雄論文への反応 東郷 秀憲

平成20年11月4日

  田母神俊雄(前航空幕僚長)の論文「http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf」を読んだ。多くの保守言論人の著書を読んで勉強したのだろう。引用が目立って真新しさはなかったが、全て事実であり実に当たり前のことを書いているに過ぎない。よく短い文章にまとめてあると感心した。洗脳されていない教養人ならば、彼が更迭される理由が皆目解らないだろう。
 これに対して、以下の記事は情けない。これでも、自由な国、民主主義国家なのだろうか。これでは明らかな言論統制じゃないか。
 これで、現役自衛官は物が言えなくなった。
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前空幕長問題、防衛次官を減給処分…防衛相は給与一部返納

 防衛省は4日、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(3日付で定年退職)が、昭和戦争などに関して政府見解に反する論文を投稿した問題で、増田好平防衛次官を指揮監督義務違反で減給1か月(10分の1)、渡部厚人事教育局長を注意義務違反で戒告のy懲戒処分とした。

 田母神氏から口頭で論文発表の連絡を受けていた中江公人官房長は、注意義務違反で内規に基づく注意処分となった。

 一方、浜田防衛相は閣僚給与の1か月分、北村誠吾副大臣と武田良太、岸信夫両政務官も給与の一部を、それぞれ自主的に国庫に返納する。
(2008年11月4日20時06分 読売新聞)

文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム