平成20年7月26日
台湾研究フォーラム関西の講演会『日本と台湾は生命共同体ー打破すべき両国不正関係』に、当会会員と4人と共に参加しました。
関西で台湾関係の講演会が行われることは少なく、会場には80名以上の方が出席されていました。
最初に台湾研究フォーラム関西の代表竹市氏から挨拶があり、続いて台湾研究フォーラム会長の永山氏の講演です。
(写真)
台湾が中国に脅かされ中国になってしまうと、日本の安全保障にも係わる問題にもなり、日本も中国に属することになる、台湾海峡シーレーンの安定が無ければならない、永山氏は日本の国益のため台湾を応援している、日本のために台湾と提携していかなければならない、台湾は中国の物じゃ無いよと世論が訴えていかなければならないと話されていました。
永山氏の講演に続き、他の3人の先生方が講演されました。その感想。
曽根憲昭氏の講演では、「台湾人意識の認識」の話では、中国人だと思う10%・中国人であり台湾人である10%・台湾人であるが中国人30%・台湾人30%台湾人であって中国人でない20%、台湾人は経済の顔、華僑の顔は商人の顔など5人の顔の話をされていました、台湾人はそう簡単に理解できるものではない、色んな面を持っているのだと話されました。
片木雄一氏「鉄道建設を中心に」では、台湾高速鉄道{台湾新幹線}台湾も地震の多い地形なので、信頼と高い技術の日本企業が携わり新幹線を開通させ、日本人であることの誇りを持たせる内容の講演。
石平氏・中国に媚を売る日本の政治家の批判で日本の危機を訴えていました、また台湾が中国共産党に取られれば日本も台湾もおしまいだと。現在の危機から警鐘を鳴らす講演でした。
最後にモンゴル人留学生のダイチン氏の中国から、内モンゴルで制圧されている同胞達の人権改善を求め活動、政治難民として家族とともに難民認定を申請されているダイチン氏の話は中国植民地で苦しんでいるモンゴル人の人権を守り、非武装で独立を果たすと訴えていました。
中国に弾圧されている悲痛な叫びが心に響きます。
4人の先生と救済を求め活動している方々の生きた話が聞けて良かったです、また懇親会では同じ危機感を持つ人達と話ができ有意義な時間を過ごす事が出来ました。
文:大連健