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日本世論の会大阪支部総会・記念講演会 沖田 東一

平成20年5月15日

 5月10日、大阪護国神社において、日本世論の会大阪支部の総会および記念講演会が行なわれました。私も末席として総会に出席しましたので、その内容を報告します。
 午後2時、小雨の降る中、大阪護国神社内の住之江会館にて開会となりました。まず国旗敬礼、国歌斉唱が行なわれた後、過去の戦争の英霊および物故者に対する黙祷。続き日本世論の会大阪支部長の茶橋氏が挨拶で、今年の高校の卒業式の状況を語る。それによると、式場に国旗こそ掲揚されているものの、国歌斉唱では起立する児童はゼロ、教員も多くは着席し、起立していたのは来賓のみという怪奇な状況であったとのこと。この現状は嘆かわしい、早く日本を普通の国にしたい、と熱き想いを述べた。続いて顧問の護国神社宮司からも同様の意味を込めた挨拶があり、昨年度の活動報告、今後の活動方針を経て、総会は一度閉会となりました。

 5分の休憩を挟んで、日本世論の会会長の三輪和雄氏による記念講演が行われました。講演は主に長野聖火リレーに触れ、当日の長野の状況詳細が報告されました。以下に、その内容を箇条書きにします。

・当日はホテルは満室のため、ファミレスで夜を明かす中国人が多かった。
 
・当日は中国人および中華の旗一色で、人数は数千人はいただろう。対するこちらは有志が50人のほか、ネットなどで集まった数人単位のグループがいくつか、話にならない。
 
・聖火ランナーのスタート地点は中国で埋め尽くされ、警察によって日本の一般人やチベット人は立ち入り禁止となっていた。(根拠法は無いと明言していた)
 
・中国側とチベット側は、警備の厳重なところでは罵り合いだけだが、警備の手薄な場所では乱闘も起きていた。
 
・日本人に対する攻撃も強かった。指令としてではなく、暴走した結果攻撃に走るケースもあったようだ。
 
・日本人に危害を加えているところにマスコミや警察が来ると、乱闘していた人間を他の人が旗で隠して分からないようにするなど、全体の統率がとれていた。
 
・また、日本人への攻撃がエスカレートしすぎると、上の立場らしき人間が止めていた。(この人間の命令ひとつで攻撃がやんだ)
 
・当日の日本人のけが人は、確認できただけで14名。実際はもっと多いだろう。
 
・新聞で「怪我人は中国人4名」となっていたのは、中国人は少しの怪我ですぐ救急車を呼んでいて、病院の記録に残していたから。(日本人は大怪我でもない限りそんな事はしない)
 
・街宣車も来ていたが、機動隊が車を取り囲んで一歩も動かせないようにしていた。
 
・逆に中国人は野放し状態である。

 まさに市民不在の聖火リレーであり、中国人に制圧され市民も警察さえも中国に屈した状況だったとのことである。そしてこれは長野だけの問題ではない、中国が暴走すれば日本全体がいつでもこのような状況になりうる、日本全体の問題だ。今後中国が本当に(内乱などで)暴走したら日本はどうなるのか、本当に心配だ、と心の内を述べられた。
 聖リレーの他は、コキントウの早稲田講演や国内総選挙について意見を述べられた。同様に箇条書き。

・コキントウが早稲田に講演に来た時は、現役学生含む200人が、チベット旗や日の丸を持って反対運動、歓迎の旗を振る中国人留学生を完全に圧倒していた。テレビで放映されている以上であった。
・福田はオリンピックの開会式に出席したあと、九月に解散総選挙をやるだろう。(父は解散総選挙をやらなかったので、自分がやってみたいらしい)
・今選挙をやれば、自民党は議席をかなり減らす。衆議院第一党にはなるだろうが、3分の2の議席獲得は無理だろう。
・次の総理指名では、小泉チルドレンは麻生にはつかないだろう。
・キャノンの件は、中国への手切れ金である。
・アメリカ大統領選挙では、マケインが勝利することが、日本にとって一番ベスト。

講演の後、出席者から質疑があった。以下、その質疑と回答。

Q:平沼新党の可能性はあるのか?
A:平沼先生自身は選挙後の結成を見据えているようだが、個人の意見としては選挙前に新党を結成して欲しい。
西村真悟の講演会に出席したことからも、西村真悟を党に引き入れようと考えているだろう。

Q:北京五輪に皇族の参加はありうるのか?
A:宮内庁も動いているようだが、皇太子殿下(および妃殿下)自身にその意向があるようだ。だが周囲に反対の雰囲気が強いので、訪中しない可能性が十分にある。

午後5時に質疑は打ち切られ、閉会となった。

文:沖田東一