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建国記念日in橿原神宮 沖田 東一

平成23年2月13日

 
 2月11日の建国記念日(紀元節)には、橿原神宮へ参拝し、日本世論の会大阪支部の方の国益活動をお手伝いすることにしている。朝の9時に参拝を終えた後、鳥居横の参道で国旗の販売と啓蒙活動に参加した。
 ちなみに、これが今回販売した携帯用日の丸。

雪中で展示していたため少し痛んでます。

6×10cn程度に小さく折り畳むことができ、携帯応援グッズとして便利な代物である。

 さて、雪の中で販売を続けていると、参道を歩く人達が皆足元を気にしながら歩いているのに気付いた。どうやら降り積もった雪が原因らしい。橿原神宮の参道では、途中で小さなアーチ石橋を渡るのだが、今日の大雪で石橋に雪が積もって、非常に滑りやすくなっていたのだ。
 このままでは危険だと判断して、日本会議など他団体の方やボランティアと一緒に、橋の雪かきと清掃を行った。積もった雪は固まって氷のようになっており、非常に危険な状態であった。
 
 
 そんな雪かき作業が終わった頃、いかつい服装をした右翼団体がいくつも集団参拝にやってきた。特攻服に身を包み、数十人単位で日の丸を掲げて参道を行進していく。サングラスや金髪の者も多く、かたぎには見えない人達である。今年は雪で参拝者が少ないため、余計に彼らの姿が目立った。
 彼らに言いたい。国を思って参拝するなら、そんな威圧的な行動をせず、正装で粛々と参拝せよと。
 私は彼らが嫌いだ。なぜなら、戦後「右翼」や「日の丸」に悪いイメージがついたのは、GHQの戦略もあるが、彼ら街宣右翼の責任でもあるからだ。彼らの威圧的な服装や街宣活動に対する恐怖感・嫌悪感がそのまま国旗・保守思想への嫌悪感となり、その間に日本は左翼勢力に牛耳られることになってしまった。もし彼ら街宣右翼が国民感情に配慮した行動をとっていれば、右翼という言葉に対するイメージは全く変わったものになっていただろう。
 
 12時頃に国旗の販売を終え、日本世論の会の方々と帰路についたが、神社の駐車場にも黒塗の街宣車が多数停まっており、警備する人もいて物々しい雰囲気になっていた。年に1日だけとはいえ、神社の荘厳な雰囲気が壊されてしまうのは残念である。自分達の行為が神社の品格を落とし、ひいては国体を傷つけているのだと、彼らに早く気付いて欲しいと考えながら、神社をあとにした。

文筆:沖田東一