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尖閣デモに参加 沖田 東一

平成22年11月21日

 11月20日、大阪で行われた尖閣諸島沖の中国漁船衝突に対する抗議デモに参加した。


 13時より応援に駆け付けた議員の方々の挨拶があり、西村真悟元衆院議員の他、三宅博元八尾市議員、水ノ上堺市議員らが演説。尖閣問題以外に企業買収や水源の買い占めなど、日本が中国の攻撃に曝されていることを訴えた。
 14時よりデモ開始。本町より難波付近までを、シュプレヒコールをあげながら1時間ほどかけて行進した。今回のデモの参加者は主催者発表で3300人。実際5〜600人編成の梯団が最低6つはあったので、間違いのない数字だ。これまでチベット独立デモなど、いくつかのデモに参加したことがあったが、これほど多くの国民が参加し、多数の日の丸が舞い上がったデモは初めての経験である。「中国の侵略を許すな!」「ビデオを全面公開しろ!」「民主党は即刻解散しろ!」というシュプレヒコールからは、参加者の内なる怒気がひしひしと伝わる。デモを見ている沿道の人からも多くの声援&拍手をいただき、中国漁船衝突(とそれに対する民主政府の対応)に、多くの日本人が怒りを感じていることが十分にわかった。
 非常に有意義なデモであったが、一つだけ気になった点がある。シュプレヒコールの内容が広すぎたことだ。「民主党は解散しろ」は分かるが、「北朝鮮は拉致被害者を返せ」「竹島を返せ」という内容は、デモの主題から外れすぎだと感じた。もちろん、拉致も竹島も重要問題なのだが、今回は尖閣事件への抗議デモで、対象はあくまで中国(と民主党)だ。脱線が過ぎるのは一般の参加者にはマイナス印象に映っただろう。これは以前にチベットデモに参加した時にも感じたことである。主催者側も昂りを抑えきれなかったのだろうが、竹島や拉致問題のデモは別でやれば良いことなので、考慮していただきたい。

 最後に、デモに参加された皆様、お疲れ様でした。
 

文筆:沖田東一