平成16年9月25日
日時:平成16年8月28日(土)
場所:静岡県御殿場市東富士演習場(畑岡地区)
平成16年8月28日(土)静岡県御殿場市で行われた陸上自衛隊による「富士総合火力演習」を見学した。おりしも台風16号が九州に接近し、天候が危ぶまれたが、奇跡的に雨にあわずに見学することができた。残念ながら航空火力(F-4EJ(改)の飛行)や空挺自由降下は中止となった。
演習内容は、前段と後段の2部構成となっており、前段では、遠距離火力、中距離火力、近距離火力の順で主要装備が展示され、ヘリコプター(OH-1等)の運動能力を示す飛行展示も行われた。後段では、敵の攻撃を防御により阻止し、攻撃に移るという想定で、各種部隊が協同して行う陸上戦闘が行われた。総合火力演習の見学は、今回を含め4回目の見学となるが、いつもながら実践的且つ正確な演習内容には感心させられる。
自衛隊の役割は、「わが国に対する外国の侵略を未然に防止するとともに、万一侵略があった場合に対処する」ことを中心的な役割としています。さらに、「大規模災害など各種の事態への対応」や「より安定した安全保障環境の構築への貢献」など、さまざまな分野でより幅広い役割を果たしています。
それなのに「自衛隊は必要ない!憲法9条に反している!」という人がいます。平和な日本に生まれ、平和に育った人々の中には、戦争は絶対にあってはならないもの!国際間の問題はすべて話し合いで解決すべきで、戦争をおこなう軍隊(自衛隊)など決して必要ない!と真剣に思っている人がいます。そんな方に自衛隊の存在意義を理解してもらうことは困難だと思いますが、陸上自衛隊のキャッチフレーズの「守りたい人がいる」が示しているように、われわれ日本国民は、自衛隊によって他国からの障害を未然に防いでいる事や、平和な日々を送っていることにもっと感謝すべきであると思う。ロシア南部の北オセチア共和国で起きた学校テロ事件など世界各国には、まだまだ危険と隣り合わせの地域が多数存在します。 また、近年は、北朝鮮の脅威も無視できない状態が続いています。我々日本国民の為に、体を張って守ってくれる人(自衛隊)がいることはどんなに心強いことか、今一度考えていただきたい。
下記サイトは、自衛隊ではないが、海上保安庁の提供で平成13年に起こった不審船事件の模様を見ることができる。これを見ても日本は平和であると言えるだろうか?
http://www.ch-sakura.jp/
文筆:高橋正成