国・地方選挙投票義務化を!

〜選挙に行こう!〜

 

●投票率の低迷

  いつまで経っても上がらない投票率。国政に関心を持たない国民。
  80年代から落ち始めた投票率は、今や半分以下にまで落ちています。
投票に行かない人は、行っても意味がないとか、自分には関係ない、政治は分からないと言います。
  しかし、投票率が低下すると全体の投票数が下がり、結果固定組織票が大きな力を持ち、
大多数の国民の意思は関係なく、組織力だけで当落が決まってしまいます。
  それが何を意味するのかと言うと、組織票を持っている団体に都合が良く、他の人はどうでもよいと言う政治が行われてしまうのです。
  棄権をすることも意思表示だと言う人は、自分の行動が組織票を助けている事実を理解していません。
棄権した人たちがみんな投票していれば、いろんな逆転があったかもしれない。
  しかし彼らが棄権したおかげで、組織票の力で「国民に支持されない政治家」が当選するという事態、「棄権者が当選者を選ぶ」という逆説的事態が起きてしまいます。
  何も打開策が無ければ、今後ともこの事態は続くでしょう。

 

なぜ選挙が大切か
◆あなたの借金は知らないうちに500万円 にもなっています!◆

  あなたが選挙で投票をしなければあなたは存在しないのと同じです。もしあなたが今よりも住み心地のいい社会を望むなら、自分の意見を一票に託してください。
  あなたが政治に無関心となり投票しないままであれば、ますます政治と社会はあなたを疎外してしまいます。

  例えば、今の国債は640兆円と言われ、国民一人当りに換算すると500万円にもなります。
  これの返済はすべて我々国民の税金から行われます。更に、あなたの知らないうちにこの借金は今もなお膨れ上がっているのです。
  政治家がこういったことを平気で出来るのは、当選できる地盤(組織票)があるからです。
  投票率が大きいほど、逆に組織票の効果は小さくなります。
  我々が投票に行くことで、政治家も安穏とはできなくなり、先の様な無茶な国債発行はできなくなります。
  また、公明党・共産党のような特定層の支持で活動している(そして特定層の利益しか考えない)政党も、より広い層に支持を求めなければ当選できなくなるので、党の政策そのものを変えていく必要に迫られるでしょう。
  選挙権は単なる権利ではありません。自らの生活を守るための社会人としての義務なのです。

 

●義務投票制度の導入を!

  現状の低投票率を打開する方法として、選挙の完全義務化にすることを、我々は提案します。

  例えばオーストラリアでは、投票を義務制にし、投票に行かないと原則として50ドル以下の罰金があります。
だから、投票率はいつも100%近くになります。
  こうなれば、一般市民の自主的判断が選挙結果に強い影響を与えます。固定票よりも浮動票の力が強くなるので、候補者は組織にだけ頼っていられず、明確な政策を提示して、一般大衆の支持を得なければなりません。

  また、これまで投票に行かなかった人達も、強制とはいえ政治に参加することになるので、おのずと選挙結果や、その後の政治にも関心が出てきます。よって、政治家も当選後の動向を国民から監視されることとなり、今のようないい加減な政治は出来なくなります。

  もはや政治は限界に来ています。健全な国体を作るためにも、一刻も早い選挙の義務化を提案します。

 

<義務化に対するQ&A>(投票へ行くことに対する反対意見は、ここのhpで反論しています)

無責任投票など遊び半分の投票による影響が出ないのか?
 →抗議目的・あるいは遊び半分で投票用紙に落書きしたり、架空の名前を書いて投票するケースは出てくるでしょう。(豪州は順位指名連記投票なので、用紙に印刷されている候補者の名前の横に、一から順番に番号を書き並べて、抗議する人たちもいる。ドンキー・ヴォートと呼ばれる)
 しかし、現実には、投票が義務になってみると、殆どの人たちは、目の前の候補者の中から誰かを選んで投票を行うでしょう。それは豪州でも実証的済みです。
  それよりも選挙権を持つ人の半数が投票に行っていない今の現状の方が大変危険です。
  無責任投票による影響があったとしても、棄権者が当選者を決める現状よりは、私ははるかに民主主義的だと思えます。 

「投票しない自由」の阻害にあたるのでは?
 →投票を棄権するのも権利だという意見があります。しかし、同じような抗議行動は白紙投票によって行うことが出来ます。棄権できないからといって、自由の阻害にはなりません。ただ会場に行くか行かないかの違いだけです。
  単に行くのが面倒なのを都合のいい言葉で誤魔化しているのなら止めましょう。

わざわざ投票に行きたくない(投票したい人がいない、めんどくさい…etc)
 →まさにそれが問題化しているから、義務化を提言しているのです。選挙権があるという事があまりにも当たり前でその意義を軽く考えすぎているのではないでしょうか。他人に任せておいて日本が誤った方向へ進んだとき、責任は任せたあなたにあるのです。投票したい人がいないなら、あなたが立候補するか、他の人を擁立するよう動くのが筋というものです。

LINK

選挙へ行こう!!!…選挙へ行くことを積極的に呼びかけるサイト。Q&Aもあります。

選挙へ行こう…投票率をアップさせることを目的とするサイトのリンク集

ひるますhp「民主主義で行こう!」のマンガを制作、WEB配布しています。